ニキビって言うと性ホルモンの分泌が盛んな思春期にできはじめ成人すると次第になくなるのが通常でしたが、最近では30代40代になっても悩まされている女性が増えてきました。

大人のニキビの原因って?

大人のニキビは思春期のニキビとは原因が異なります。
皮脂過剰はあまり関係がなく、反対に乾燥によって悪化している場合があります。

  • ストレスや不規則な生活
  • ホルモンアンバランス
  • 誤ったホームケアなど

口や鼻の周囲、首や顎、デコルテや背中にも現われることがあります。

大人のニキビの要因と予防方法

ホームケア

大人のニキビは乾燥が引き金になりバリア機能の低下によって発生します。
よって皮脂を抑制する化粧品は逆効果につながるおそれがあります。

予防方法

過度な洗顔はますます肌を乾燥させます。

洗顔料を敏感肌用にきりかえますが、毛穴が詰まっているので毛穴の詰まりをとるAHAソープはピーリングローションを時々使用します。

保湿の高い美容液を使用し抗酸化作用のあるビタミンC誘導体の美容液もお勧めです。

紫外線は過角化を誘発します。

大人のニキビはバリア機能が低下していますが、毛穴のつまりをとるピーリング剤やAHA類などを使用することもバリア機能をおとします。

そこへ紫外線が当たるのはリスキーですから必ず日焼け止めを使用し香料や着色剤も含まれていない日焼け止めタイプを選びましょう

日焼け止めの選び方

ストレス

生活環境などでストレスを感じると、緊張状態が続き肩こりや頭痛、冷え性などを生じます。

疲れやすく肉体的に不快を感じるだけではなく精神的にも余裕がなくなります。

疲れているのに眠れず不眠症になっている人もいることでしょう。

自律神経バランスを崩し脳下垂体から副腎皮質ホルモンを多量に分泌するように指令させてしまう状態です。

副腎皮質から分泌される抗ストレスホルモンのコルチゾールやアドレナリンは男性ホルモンの分泌を促進します。

また自律神経の交感神経が優位になってしまってに男性ホルモンを活性化します。

よって皮脂量が増え角質も厚くなりニキビの発生につながります。

予防方法

交感神経が優位になっているということはリラックスして副交感神経状態も作る必要があると言えます。

のんびり過ごし気分転換するなどストレスを軽減する工夫が必要です

睡眠

睡眠は日中の疲労を回復させ細胞の修復や生成を促す時間帯です。

睡眠不足が続きと回復させる時間が減るためニキビの治りが遅くなります。

しっかりと睡眠はとりましょう。

食事

タンパク質が不足すると新しい皮膚が作られにくくなり、ターンオーバーが滞り、また古い角質が落屑されず毛穴をふさぐ原因にもなります。

主なタンパク質

大豆製品、肉類、魚介類、卵類、乳製品など

ニキビを悪化させる習慣

嗜好品

コーヒー、紅茶に含まれるカフェイン、ビタミンB群の吸収を妨げ肌のターンオーバーを滞らせます。

お酒の糖分もビタミンB群の吸収を妨げます。

皮脂腺も刺激しますので、ほどほどにしましょう。

タバコは毛細血管を収縮し血流が悪くなります。

さわり癖

手指には雑菌がたくさんついており、それでニキビに触れると菌を増殖させてしまいます。

大人のニキビは顎などフェイスラインに多く見られ、その部分に無意識に手触れていることも少なくありません。